レース後記

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2007年12月

●12月02日(日) 阪神11R 農林水産省賞典阪神ジュベナイルフィリーズ
●12月09日(日) 中山11R 第59回朝日杯フューチュリティステークス
●12月16日(日) 阪神11R 第2回阪神カップ
●12月23日(日) 中山12R 第52回有馬記念
●12月02日(日) 阪神11R 農林水産省賞典阪神ジュベナイルフィリーズ
マイネプリッツがハナを主張するも、途中からエイシンパンサーがこれを交わして先頭に立った。ラルケット、レーヴダムールはゲートミスから後方待機策となった。行くと思われたエイムアットビップは意識して中団の馬ゴミで折り合いを付けた。そのすぐ外にトールポピーが並んで追走。オディールは好位の一角で、まずは予定の位置取り。1000mの通過が58秒1とかなりのハイペースになった。直線に向くと最内からレジネッタ、真ん中からオディールが出て抜け出しを図るが、速いペースだっただけにおつりがない。そこへ中団で脚を溜めていたエイムアットビップが襲いかかり、一旦は完全に先頭に。ところがゴール寸前で外からレーヴダムールとトールポピーが一気に差して来て、2頭の併わせ馬の形で突き抜けた。決め手に優るトールポピーに軍配が上がり、キャリア2戦目にしてGT制覇となった。多少展開面で恵まれた感はあるが、その決め手は大したモノ。2着のレーヴダムールは道中は後方2頭目とかなり苦しい位置取りだったが、よくこのクビ差まで追い上げたものだ。距離が延びると更に力を発揮出来そうなタイプで、この先が楽しみな大物誕生だ。3着のエイムアットビップは初めて控える競馬を試みて見事に成功した感がある。これならマイルでも十分力を出せそうで、この先の選択肢も広がる。4着のオディールも自分の競馬は出来て力は出し切っていた。勝ち馬からコンマ3秒差ならよく走ったといえよう。
レース結果
●12月09日(日) 中山11R 朝日杯フューチュリティステークス
決定的な逃げ馬不在で何が行くかと思われたが、最内のゴスホークケンがポンと飛び出し、どれも来ないと見るや果敢にハナに立った。 ギンケイ、キャプテントゥーレと続き、内からはレッツゴーキリシマが 出てイン4番手を取った。人気のスズジュピターもアポロドルチェも枠に泣いたか外々を回らざるを得ず中団よりも後ろになった。前半の3F通過が34秒7だから、まずまずの平均ペース。後方に人気馬が居る為か、誰も仕掛けず4角迄は淡々と流れた。外側からアポロドルチェが早めには捲って来たが、前がジッとしている展開だけに、先行馬の脚色は衰えない。逃げたゴスホークケンは影も踏ませぬままに楽々と逃げ切ってしまった。新馬戦がとてつもなく強い競馬で、二戦目がだらしない内容と掴みどころのない馬だったが、ゲートの速さが枠順を生かす格好になった。時計の1分33秒5も上々で、マイルなら右回り、左回りに関係なく相当やれそう。2着のレツツゴーキリシマも枠順を生かしたクチだ。折り合いに難はあったが、内枠なら前に壁を作れるので大丈夫。こういう競馬だ出来ると今後も崩れは少ないだろう。馬自身の能力もかなりのモノがある。3着のキャプテントゥーレは先行力があるので大崩れがない。今日も力は出していて、先着を許した2頭は完璧な競馬をしたという事。人気のスズジュピターとアポロドルチェには中山マイルの外枠が合わなかっただけ。今日は力の半分も出せていないだけに、東京の広いコースなら変わり身は十分ある。この時期はまだまだ序列を決める訳にはいかず、競馬の上手さが成績を分けた格好だ。
レース結果
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●12月16日(日) 阪神11R 第2回阪神カップ
内からローレルゲレイロがハナへ、プリサイスマシーン、マイネルシーガルと続き、シンボリグランもインから離れず追走。中団のインにジョリーダンスがポツリと入った。注目のスズカフェニッツクスは後方から4番手だが、いつもより距離を意識してそんなに離れずに追走。これは外枠の好影響だろう。ペースは平均で流れ、逃げたローレルゲレイロも手応え十分。直線は大混戦になったが、内で粘る各馬を尻目に大外からスズカフェニックスが豪快に決めた。人気ほどの楽勝でもなかったが、外枠が功を奏し、ミスなく競馬が出来たのが勝因。2着には人気薄のジョリーダンスが食い込んだ。道中はインで抜群の手応え、そして直線でも上手く前が開いた。好走する時は何もかも上手く事が運んだ時だ。GT戦でもそんなに差がない結果を残していて、走られて見れば人気の盲点だったという事。3着には名手ルメールのブルーメンブラッドが入った。スズカフェニックスをマークする乗り方で、戦法としては間違いなかったが、直線に向いた時に少し押し込まれる不利があった。それでこの着差なら、相当力も付けているといえる。次走注目。フサイチリシャール、ドラゴンウェルズは共に遅い流れに対応出来ず掛かってしまった。
レース結果
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●12月23日(日) 中山9R 第52回有馬記念
名手が内枠に集い、番手争いが見物で、誰が絶好のイン3番手を取るのか注目していた。スタートを決めたのはダイワスカーレットで、すかさずハナの構えを見せたが外からチョウサンが果敢に飛ばしてハナを奪った。ダイワスカーレットは計算していたのか、すぐに2番手で折り合った。問題のその直後はデムーロでもペリエでも武豊でもなかった。蛯名騎手のマツリダゴッホがすっぽり収まったのだ。スタートがよく、枠順も絶好の3番ゲートで、何の苦労もなくゴールデンポジションが取れたのだから、蛯名騎手はすぐに顔つきが引き締まって見えた。ダイワメジャーがそのマツリダゴッホのすぐ後ろのインで、メイショウサムソンは更に後の後方グループのインに居た。こうなると、絶好の内枠が逆に最悪の枠順になってしまうのが競馬の常。ポップロックもスタートが良くなくて、ジャパンCの時よりも随分後ろになった。この地点で両馬には黄信号が点滅していた。慌てた二人はかなり早めに外へ進路を取って来たが、それではコースロスも大きく、内目の枠を引いた意味がない。中山の2500mは強い馬がもがいてもどうにもならない程、頑固である。流れそのものは平均程度であったが、前競りがない分、先行馬に脚は十分残っていた。直線に向いてチョウサンを交わしたダイワスカーレットが先頭に立った内から、マツリダゴッホが一気に仕掛け抜け出した。戦前から先行策を考えていたらしく、インの重い馬場も苦にしなかった為に、展開が完全に嵌った。馬の状態もかなり良くなっていたようだ。2着のダイワスカーレットも見事。3歳牝馬の身で、有馬記念の舞台で堂々と先行して古馬の一流どころに先着を果たしたのだから、まさに名牝と呼ぶに相応しい馬だ。3着には古豪ダイワメジャーが食い込んだ。本来はもう少し前で競馬がしたかっただろうが、兄妹馬ダイワスカーレットとの番手競りを避けた格好になり、中団近くまで下がってしまった。それでも意地を見せた内容ではあった。4着のロックドゥカンプはマークを間違えたようだ。ダイワメジャーが行くと思い、その直後のレースを名手キネーンが考えていたらしく、メジャーが下げた為に自身も入る場所がなくなってしまった。それでも中団のインで折り合い、最後は渋とく追い上げて来た。まだ3歳馬で、これからドンドン強くなって行きそうな馬である。菊花賞、有馬記念と自分のレースが出来なかったが、本来はもっと弾ける馬だと信じて疑わない。
レース結果

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